ARTICLE / 00606 章立て

デザインの名前を知ると、画面の見方が変わる。

曖昧な「ミニマル」から一歩先へ。デザインの流派、UI のパターン、CSS の道具を分けて整理するノート。

  • デザイン
  • UI / UX
  • CSS
研究ノート
ARTICLE / 006技術研究・開発ノート

01

スタイルと道具を分けて考える。

名前を整理すると比較しやすい。

「ミニマル」「北欧風」だけでは、文字、余白、構成のどこを指しているのか曖昧になる。考え方、ビジュアル、レイアウト、デザインシステムに分けると伝えやすい。

デザインムーブメント、ビジュアルスタイル、UI パターン、デザインシステムは同じ言葉ではない。

POINT
デザインムーブメント、ビジュアルスタイル、UI パターン、デザインシステムは同じ言葉ではない。

02

Swiss Style:情報を読みやすく。

装飾より読みやすさ。

Swiss Style で印象的なのは、グリッド、非対称の構成、サンセリフ体、情報の優先順位。モノクロで余白が多ければスイス風というわけではない。

ルールのある配置は、すべてを左右対称にすることではない。

POINT
ルールのある配置は、すべてを左右対称にすることではない。
DESIGN STUDY / 02Swiss Style:情報を読みやすく。 — original conceptual illustration

03

Bauhaus、和風、北欧と Editorial。

違いを知る。

Bauhaus は機能と幾何学を重んじる。日本的なミニマリズムには余白と抑制があり、北欧には明るさ、温かさ、使いやすさがある。Editorial は雑誌のように写真と文字で読者を導く。

Neo-Brutalism は太い線と強い対比、Contemporary Luxury は抑制と細部で個性をつくる。

POINT
Neo-Brutalism は太い線と強い対比、Contemporary Luxury は抑制と細部で個性をつくる。
DESIGN STUDY / 03Bauhaus、和風、北欧と Editorial。 — original conceptual illustration

04

Bento は流派ではなくレイアウト。

カードの役割を考える。

サイズの違うカードで機能や情報をまとめる Bento Grid は、近年の SaaS サイトでよく見かける。ただし歴史的なデザイン運動ではなく、レイアウトパターンだ。紹介ページには向くが、操作画面の全要素を巨大なカードにする必要はない。

Linear に見られる細い境界線や高い情報密度も、必要な場面だけ取り入れたい。

POINT
Linear に見られる細い境界線や高い情報密度も、必要な場面だけ取り入れたい。
DESIGN STUDY / 04Bento は流派ではなくレイアウト。 — original conceptual illustration

05

CSS の道具とデザインは別。

実装と美学を分ける。

CSS Grid と Flexbox は配置を担う。Tailwind は utility class、Bootstrap はコンポーネント、CSS Modules はスコープ管理、Sass はスタイルの整理を助ける。どれも単体で美学を決めてくれるわけではない。

shadcn/ui は編集できるコンポーネントコード、Radix と React Aria はアクセシビリティ、Motion はアニメーションの選択肢になる。

POINT
shadcn/ui は編集できるコンポーネントコード、Radix と React Aria はアクセシビリティ、Motion はアニメーションの選択肢になる。
DESIGN STUDY / 05CSS の道具とデザインは別。 — original conceptual illustration

06

見た目より使う場面を考える。

用途から考える。

文章なら行長、字の大きさ、余白を優先する。機能紹介なら Bento、情報量の多い業務画面なら明快な表とナビゲーション。流行の名前より、誰が何をする画面なのかが先だと思う。

角丸、ガラス、影、色、フォントを一度に足しても情報は整理されない。

POINT
角丸、ガラス、影、色、フォントを一度に足しても情報は整理されない。